積水化学工業株式会社は、同社が販売する戸建て住宅商品「スマートハイム」で実績のある定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket(イーポケット)」と太陽光発電システム(以下、PV)を標準搭載したサービス付き高齢者向け住宅「進・ハーベストメント」を、5月1日より主に医療・介護事業者に向けて発売する。
介護事業については、グループ会社のセキスイオアシス株式会社が在宅介護サービス事業所「オアシスセンター」の現場を通じ、利用者が安全で活動しやすく、スタッフが介護のしやすい空間づくりのノウハウを蓄積。「進・ハーベストメント」はそれに加え、セキスイハイムグループがこれまでに培ってきた様々な住まいづくりのノウハウを融合したもの。
新商品は蓄電池とPVを標準搭載することにより減災への取り組みを強め、「入居者を守りたい」という医療、介護事業者の希望に応える。なお、大容量の蓄電池とPVを標準搭載した高齢者住宅は業界初となる。
<サービス付き高齢者向け住宅『進・ハーベストメント』の特長>
■減災をコンセプトとして蓄電池、太陽光発電システムを標準搭載
近年、強大な台風、竜巻、大雪などの自然災害による停電が多発している。それに伴い照明、テレビ、冷蔵庫などの利用ができなくなり、携帯電話等の通信機器の充電もままならなくなる。「進・ハーベストメント」は、以下のアイテムを標準搭載することにより、入居者やスタッフなどが集まる食堂・リビングなど、共用空間にある非常兼用照明スイッチとコンセントから最低限の電力を供給し、安心な生活を送れるようにする。
■戸建て住宅トップレベルの基本性能をベースに4つの「経営軸」を実現
「進・ハーベストメント」は、当社戸建て住宅のロングセラー「パルフェ」をベースにしている。戸建て住宅トップレベルの基本性能のもと、減災経営、環境経営、快適経営、安心経営の4つの「経営軸」を可能とし、入居者、スタッフ、そして運営事業者それぞれの満足に応える。
■セキスイグループの知見を結集した「住空間」を実現
在宅介護サービス事業所を運営するセキスイオアシス(株)の介護サービスのノウハウと、住宅設備機器の製造・販売をする積水ホームテクノ(株)の介護・自立支援設備を採用するなど、セキスイグループの知見を結集し、入居者ならびにスタッフにも安心で快適な「住空間」を実現している。
◎積水化学工業
http://www.sekisui.co.jp/