厚生労働省は、3月18日、平成24年度地域保健・健康増進事業報告の概況を公表した。
「地域保健・健康増進事業報告」は、地域住民の健康の保持や増進のために保健所や市区町村が行う保健施策について把握し、国や地方公共団体が今後実施する施策を効率的・効果的に推進するための基礎資料を得ることを目的に実施しているもの。報告の対象は、全国の保健所及び市区町村となっている。
概況の健康増進編より、訪問指導の項目を紹介する。
市区町村が実施した訪問指導の被訪問指導実人員は251,091人となっており、訪問指導の対象者別にみると、「要指導者等」が144,772人(57.7%)と最も多くなっている。
指導の内容は、以下のとおり。
1)閉じこもり予防 10,054人(4.0%)
2)介護家族者 9,359人(3.7%)
3)寝たきり者 5,047人(2.0%)
4)認知症の者 5,128人(2.0%)
※「閉じこもり予防」とは、介護予防の観点から支援が必要な者で、健康管理上訪問指導が必要と認められた者
◎平成24年度地域保健・健康増進事業報告の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/c-hoken/12/index.html