プリメド社から2月、『加齢症状で悩む?!患者さんに応える医学 年のせいにしたくない30の症状』が発行された。
「物忘れが多くてときどき心配になる」「むせやすくなった」「皮膚がかゆくて思わずかいてしまう」等々、これらは、40代という比較的若い時期に現れる加齢症状とされている。
誰にでもやってくる加齢。特に、身体の変化の大きい40歳から始まる症状への医学的なアプローチを試みた本書は、専門書ではあるが、年を取るということがどういうことなのかが、科学的に理解できるため、高齢者の気持ちに沿ったり、加齢の悩みについて相談されたりしたときに、役に立つ内容となっている。
目次にあるような加齢症状は、受診しても日常診療では「老化現象だから仕方ない」で済ませがち。徐々に老化を迎えつつも快適に生活を送っていくためのアドバイスを目的として、「加齢とは」を患者にきちんと説明し、必要に応じて症状緩和の治療を解説している。
【目次】
1.物忘れが多くてときどき心配になる
2.よく眠れない,気にするとよけい眠れない
3.気分がはれないことが多い
4.めまいがして不安を感じた
5.近くが見えにくい
6.ものがぼやけて見える
7.目の前を何かが飛んでいるように見える
8.聞こえにくいことがある
9.むせやすくなった
10.どうもご飯をおいしく食べられない
■書名:加齢症状で悩む患者さんに応える医学 年のせいにしたくない30の症状
■著者:葛谷雅文・伴信太郎 編
■発行:プリメド社
■価格:2,800円(税別)
■体裁:A5判・175ページ
◎プリメド社
http://www.primed.co.jp/index.html