株式会社インテージは、2型糖尿病治療を行っている医師を対象に「2型糖尿病の治療に関するアンケート」調査を実施し、3月5日、その結果を公表した。
調査は1月31日~2月6日の期間にインターネットで実施され、糖尿病の専門医86名と非専門医114人から回答を得た。
専門医と非専門医の回答に最も差があったのは、「新しい作用機序の薬剤を早く使ってみたい」で専門医は45.3%、非専門医では18.4%であった。次いで「糖尿病治療の際には、合併症のコントロールがより重要である」(専門医:65.1%、非専門医:40.4%)、「患者さんの状態に合わせた薬剤選択が的確にできているか不安になることがある」(専門医:20.9%、非専門医:44.7%)となった。
『ほぼすべての患者さんに実施』している検査としては、HbA1c値の測定は専門医で100%、非専門医では96.5%とほとんどの医師が実施していた。一方その他の検査項目に関しては、尿中アルブミン値の測定(専門医:41.9%、非専門医:21.1%)、眼底検査(専門医:51.2%、非専門医:16.7%)、アキレス腱反射・振動覚の検査(専門医:25.6%、非専門医:2.6%)で検査実施状況に違いがあった。
非専門医の68.4%が薬剤に関して「患者さんの治療を第一に考えた説明」を期待していた。一方そのような説明を受けていると答えた医師はわずか7.9%で、期待と評価のギャップがみられた。
※MRとは製薬会社の医薬情報担当者
◎インテージ
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