<今後に期待>東大大学院らのグループ、アルツハイマー病の予防因子に新たな発見

東大大学院薬学系研究科の富田泰輔准教授らの研究グループは、アルツハイマー病発症の予防因子と推定されていた「CALM(カルム)タンパク質」が、アルツハイマー病の原因物質である老人斑の形成を抑えることなどを新たに発見したと発表した。

アルツハイマー病の患者の脳には老人斑と呼ばれるたんぱく質の沈着が認められ、中でも「アミロイドβ42」が多く蓄積されることが知られている。研究では、CALM機能が半減しているマウスの脳を生化学的に調べたところ、アミロイドβ42の量が減少していることを確認。CALMが脳内でアミロイドβ42の生成量を決定していることがわかった。また、アミロイドβ42の産生に関与している酵素の活性を変化させていることも解明。このほかに、同酵素の活性がpHに大きく影響され、特に酸性の環境でアミロイドβ42を多く作り出すこともわかった。

今後さらに、CALMを介するアルツハイマー病発症予防のメカニズムの解明が進めば、治療薬、予防薬、診断法の開発につながることが大いに期待される。

同研究は、CALMの働きを細胞レベル、個体レベルの両方の実験で確かめた世界初の試みで、研究結果は2月28日、英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ(電子版)に掲載された。

◎東京大学大学院薬学系研究科・薬学部
http://www.f.u-tokyo.ac.jp/

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