TOTOは、高齢者施設や在宅介護に適した「自立歩行者向け洗面」を、2月3日に新発売した。
同社は、ユニバーサルデザインの研究で培ったノウハウを活かして開発した、高齢者施設や在宅介護に適した商品群を、「スマイルパートナー」と総称し、水まわり全般での提案を強化している。今回は、その商品のひとつ、「自立歩行者向け洗面」を、整備が推進されているサービス付き高齢者向け住宅等の要望に配慮し、さらに使いやすい仕様へモデルチェンジしての発売。
高齢者施設や在宅介護では、利用者の身体の状態の変化に対応できる設備が求められている。そこで、今回の洗面台は、車いすでの使用時の使い勝手の向上や、つえや手すりが必要な方の自立支援のための身体を支える配慮として、ボウル手前部分を握りやすくし、寄りかかりやすい洗面形状にした。
また、拭きやすいボウル形状、食べかすやごみを取り除きやすい大型の排水口の目皿などで清掃性も向上。さらに、カウンター前面から水栓までの距離を近づけて手洗いをしやすくし、止め忘れ防止への配慮として自動水栓も品揃えに加えた。
壮健な頃は、何も不便と思わなかった洗面台などの水回りが、老化とともに使いづらくなる――そんな現実を受け止め、形にした同社もまた、自立支援に貢献する企業といえる。
【新商品の主な特長】
1. 省スペース設計&収納
2. 身体を支えるやさしい配慮
3. 身体変化に配慮
【商品概要】
■自立歩行者向け洗面
■寸法:間口 750mm 奥行き 450mm
■希望小売価格:325,000円(税込341,250円)
(エンドパネルタイプ、収納付一面鏡、シングルレバー混合栓(エコシングル)、電気温水器付)
◎TOTO
http://www.toto.co.jp/