セントケア・ホールディング株式会社、セントワークス株式会社、ちばぎんコンピューターサービス株式会社、株式会社ちばぎん総合研究所は、在宅看護介護の分野における「訪問ルート作成支援サービス」の事業化に向け、1月29日、4社の間で基本合意書を締結したと発表した。
看護・介護のニーズを持つ高齢者人口の増加や、政府による「地域包括ケアシステム」の推進など、在宅での看護・介護は今後ますます需要が高まることが予想される。一方、在宅を含めた看護・介護の現場では慢性的な人手不足が続いており、業務の効率化とスタッフの負担軽減を図ることで人手不足を解消するとともに質の高いサービスを提供していくことが求められている。
特に、訪問看護や訪問介護、訪問入浴などの各サービスにおいては、訪問ルートを作成する際、利用者の心身の状況やスタッフの稼働率、移動距離や道路状況など、さまざまな要素を組み合わせて適正な訪問ルートを作成しなくてはならない。そのため、訪問ルートの作成にはスキルや経験に加え、多くの作業時間が必要となっているのが現状だ。
このような状況をうけ、今回のプロジェクトでは、4社の特性をもとにしたシナジー効果を発揮し、共同して課題を解決することを目指し事業化を進める。
■サービスの概要
●訪問ルート作成の時間を従来より50~90%削減。
●利用者の介護度やスタッフの特性・スキルレベルを定数化し、サービス担当者を選定。あわせて、距離や移動手段をもとに最適な訪問ルートを作成。心理的負担と身体的負担の双方に対するソリューションを提供。
●主な入力項目
利用者/基本情報、ケアに必要なスタッフのスキルレベル、負担、スタッフとの相性等
スタッフ/勤務状況、提供できるサービスのスキルレベル、移動手段と時間等
◎セントケア・ホールディング株式会社
http://www.saint-care.com/