協和発酵キリン株式会社は7月1日、自社webサイト内に慢性腎臓病(CKD)の早期発見・早期治療の重要性についてわかりやすく紹介した疾患情報サイト「知ろう。ふせごう。慢性腎臓病(CKD)」を開設した。情報サイトの運営を通じて、患者のQOL(生活の質)向上に役立つ情報提供を行うのが目的。
CKDとは慢性的に進行するさまざまな腎疾患全般をさすもので、国内での腎疾患患者は年々増加傾向にある。CKDが進行し、腎不全(腎臓が働かなくなった状態)になると、人工透析や腎移植が必要になったり、脳卒中や心筋梗塞などの合併症発症のリスクが高まることが知られている。
CKDは早期に発見し適切な治療を行うことが重要だが、自覚症状はほとんどないため、健康診断の結果など不調のサインを見逃さず、腎臓専門医をはじめとした医療機関で受診し適切な検査を受けることが重要となる。
サイト上では自分や家族の健康診断の結果で尿蛋白が出ていることが気になっている方などにCKDを知ってもらうきっかけづくりとして「マンガで分かる慢性腎臓病」を用意。また、腎臓の基本的な働きや、生活習慣病やメタボリックシンドロームとCKDの関係について解説するとともに、CKDと診断を受けた場合の治療と日常生活の注意点などについても、わかりやすく説明している。その他、CKDに関するよくある疑問についてQ&A形式で紹介するページや、血液検査の結果値から腎機能を推定するセルフチェックのページも設置している。