<老後の医療費>8割強が「不安に感じる」――民間調査

メディケア生命保険株式会社は、「病院選び・医者選びに関する調査」を1月6日~1月8日の3日間、携帯電話によるインターネットリサーチにより実施し、1年以内に通院した経験のある20~59歳の男女1,000名の有効サンプルを集計した(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)。

調査内容は、「病院選び・医者選びに関する意識」「病院選び・医者選びのポイントとは?」「病院で感じる感謝と不快」「病院の待ち時間対策のサービスとして魅力を感じるものは?」「かかりつけの病院・医者」「医療環境や医療費に関する不安感」など、興味深い項目だが、今回は、高齢になるほどに気になる「医療環境や医療費に関する不安感」についての調査結果を紹介する。

巷間、地域医療医療連携の重要性が声高に語られる中、医療格差や老後の医療費について、在宅のご利用者とその家族が不安に感じていることは、ケアマネジャーなら、常日頃から肌で感じているかもしれない。
たとえば所得格差による「受けられる医療の質」。医療もサービス業と位置付けられる昨今、大規模病院では、「患者さま」を受け入れるための環境づくりに余念がない。ホテルのような個室、シェフが調理する選べる食事など、いい気持ちにさせることで、保険外でかかる費用は天井知らず。また治療に関しても、難病や最新の技術などは、保険外診療となる場合も多い。

こうした中、「所得格差が生む医療格差に不安を感じる」と回答した人は6割半(65.4%)、「地域の医者不足に不安を感じる」と回答した人は5割半(53.3%)にものぼった。
これにより、所得格差による医療格差や地域の医者不足といった医療環境の問題には、半数以上が不安を感じていることがわかった。

また、「老後にかかる医療費に不安を感じる」と答えた人は8割強(82.2%)にも達し、中でも、先端医療などで高額な治療費がかかることが知られているがん治療に関しては、身近にがんの経験者がいる方(570名)の場合で7 割強(71.3%)が「がん治療に対する備えに不安を感じる」と回答した。
がんはいまや死因のトップであり、国民の3人に1人はがんで亡くなっている。延命率も上がってはいるが、果てしない抗がん剤治療など、患者に苦痛と経済的負担をも強いるものでもある。
今回の調査からは、老後・がん・医療費は、三位一体となって、人生の末路に暗い影を落とし、将来の医療費に対する不安感が浮き彫りとなった。

◎メディケア生命
http://www.medicarelife.com/

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