公益社団法人全国老人福祉施設協議会は、1月13日/成人の日、第10回「60歳からの主張」の入賞者を決定、その発表と表彰式を行った。
「60歳からの主張」は、60歳を第2の人生としてのスタートと考え、より良い日本づくりへの発信が期待される60歳以上の男女から多くの作品を募集、顕彰してきた。高齢者福祉・介護を中心に70年を超える活動を行ってきた同協議会が、高齢期をむかえ、元気に頑張っている人たちの生の声を拾い、応援し今後の活動に役立てるために平成16年から企画、実施しているもの。
10回目を迎えた今回は、「ホントに安心できる社会保障とは?」をテーマに、作品を募集。社会や地域貢献のための多種多様なアイデアが寄せられた。
この日、全国から届いた自由闊達、そして超高齢社会に向けた貴重な意見5,078作品の中から、厳正な審査を経た入賞者14人が登壇し、豊富な人生からの経験を全国に向けて主張した。審査員は、拓殖大学名誉教授の田中一昭氏、ノンフィクション作家の吉永みち子氏、そしてTVキャスターの草野仁氏。
「エッセイ・小論文」部門では、岐阜県の安藤那緒さん(64歳)の「強度の文化財絵本作りで社会貢献」ほか3作品が入賞に、大阪府の山ノ内京子さん(62歳)の「後期高齢者保険にリビングウィルを」が特別賞に選ばれた。
「川柳部門」では、千葉県の伊藤晴夫さん(75歳)の「長生きは したくないねと ジム通い」が優秀賞に、静岡県の菅澤正美さん(63歳)の「ゴミ出しに 定年なし!と 妻の檄」、神奈川県の杉本正二さんの「家族さえ 読まぬ自分史 書き始め」ほか7作品が入賞に選ばれた。
◎公益社団法人全国老人福祉施設協議会
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