<衝撃の実態!>『精神医療ダークサイド』佐藤光展著

介護保険利用者のなかには、精神疾患を抱えた人も多い。先天性のものもあれば、うつやパニック障害など、後天的な病により、支援を必要としている人もいる。また、認知症の確定診断の多くは、精神科の医師にゆだねられる。

12月に講談社現代新書から発売された『精神医療ダークサイド』には、「ブラック精神科医」たちの衝撃の実態が明らかにされている。
精神科医の中には分かったふりをする人が少なくなく、短時間の診察で誤った病名をつけたり、見当違いの薬をどんどん増やしたりして患者を苦しめているというのだ。同書では、こうしたブラックな精神科医たちが次々と登場し、儲け優先の製薬会社や、精神疾患の患者を露骨に差別する司法、何があっても見て見ぬふりの行政など、社会を形成する様々な組織や人々が、精神医療の暴走を後押しした事例も数多く紹介している。

■目次:

第1章 誤診

 精神科には誤診はない?/10分の問診で診断、投薬/
 発達障害については無知な精神科医/精神科病院での「暴行」/
 原因不明と居直る病院/薬漬けと電気ショックの末に失った言葉/ほか

第2章 拉致・監禁

 悪用される「強制入院制度」/強制入院 暗黒の歴史/
 電気ショックは日常茶飯事/隔離病棟で10年以上の監禁生活/
 猫を使った必死の脱出劇/医局長ですら近づけない隔離病棟/
 急増する「医療保護入院」/改正精神保健福祉法で強制入院がさらに容易に/
 精神科を受診したこともないのに突然、強制入院/ほか

第3章 過剰診断

 「うつ病キャンペーン」の功罪/診断基準の落とし穴/
 自殺者の急増が抗うつ薬普及の後押しに/作成者自らが指摘するDSMの問題点/
 マーケティングで増える病/重症度評価もロボット頼み/
 早期治療の落とし穴/ほか

第4章 過剰投薬

 信じられない投薬量の果てに死亡した男性/
 薬物治療→電気ショックのおきまりのコース/重い副作用の恐れがある処方量の6倍/
 裁判所の無理解/幅を利かす「医師の裁量」/どの薬が効いているのか分からない/
 依存性の高い薬を子どもに投薬/知名度の高い児童精神科病院でも……/
 高校生女子の6.6%が抗不安薬や睡眠薬を服用/ほか

第5章 処方薬依存

 致死量を超える薬物を1回で処方/救急医が精神科医に警告/
 麻薬を上回る依存性がある薬品も/国際的にも非常識な投与量/
 病院経営のために処方薬依存にさせる!?/処方薬依存症が生み出す犯罪/
 アシュトンマニュアル/ほか

第6章 離脱症状との闘い

 正直者の医者がバカをみる/内閣府が漫然投薬のお先棒を担いだ「睡眠キャンペーン」/
 睡眠薬ばらまきキャンペーンの被害者の告白/5日経っても眠れない!/
 減薬とのつらく長い闘い/依存症になった薬剤師の告白/ほか

第7章 暴言面接

 患者を怒鳴りつける医師/暴言・セクハラ発言のオンパレード/
 面接技術の底上げが急務/患者を見下す精神科医たち/
 信頼できる精神科医にたどり着くのは至難の業/社会に蔓延する「患者軽視病」/ほか

■書名:『精神医療ダークサイド』
■著者:佐藤光展
■発行:講談社
■体裁:新書版・334頁
■定価:860円(税別)

◎講談社
http://bookclub.kodansha.co.jp/

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