大阪府は、6月30日、あいの森株式会社が運営している介護事業所「あいの森」、ケアプランセンター「あいの森」に対して、同日付で指定取り消し処分を行ったと発表した。
介護事業所「あいの森」は、昨年11月から今年3月までの5か月間、利用者1名に対して、訪問介護サービスを提供したと偽り、11月分から2月分までの介護報酬約114万円を不正に請求していた。
また、ケアプランセンター「あいの森」では、昨年11月から今年2月までの4か月間、利用者1名にモニタリングを実施したとする日付や場所が事実と異なっていたり、認定更新に伴うサービス担当者会議を実施した記録や居宅サービス計画が保管されていない上に、利用者へ交付した記録もなかった。こうした状況から、居宅介護支援費を減算する必要があったが、減算せず約3万円を不正に請求していたという。
大阪府は、両事業所合わせて約117万円の不正請求額に、加算金40%を加えた額の返還を命じた。
【事業者・事業所概要】
法人名:あいの森株式会社
所在地:大阪府堺市西区太平寺416
事業所の名称:介護事業所「あいの森」
ケアプランセンター「あいの森」
事業所の所在地:大阪府堺市西区太平寺416
サービスの種類:指定訪問介護事業・指定居宅介護支援事業
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