国立長寿医療研究センターは、12月10日、認知症情報サイトをオープンした。
認知症情報サイトは、愛知県の実施する認知症基盤整備事業のひとつ「認知症に関する最先端の情報提供及び相互情報交換の実施」プログラムとして開設されたもの。
サイトは、一般の人を対象とした「一般向け」ページと、医療・介護関係者などを対象とした「医療関係者向け」ページにわかれており、一般向けページでは、本人や家族が認知症になった際の手助けとなるようなコンテンツを「家族用語」でわかりやすく提供。愛知県民のみならず、認知症について知りたい・理解を深めたいすべての人に役立つ内容になっている。
医療関係者向けページでは、認知症の専門職以外の人の知識向上を目的としたコンテンツがあり、認知症E-ラーニングでは、認知症に関する医療、介護、福祉の領域からランダムに10 問ずつ出題され、どの領域が弱点かを知ることができ、何度でも受講することができる。
■一般人向けページのコンテンツ
・認知症Q&A
患者や家族から投げかけられた疑問や対応に困ったケースに対し、医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなどさまざまな職種の立場から答えたケースを掲載する。
・もの忘れ教室
4つの領域に分かれており、医師、薬剤師、看護師、ソーシャルワーカーがそれぞれの領域で認知症と向き合うための心構えや、注意点を「専門用語を使わず家族が理解できる言葉」で解説。
・医療機関検索機能
愛知県内で認知症の相談や治療ができる医療機関を探すことができる。
認知症情報サイトのアドレスは、http://monowasure.org/ninchi/
◎国立長寿医療研究センター
http://www.ncgg.go.jp/