株式会社クロス・マーケティングは、一都三県(東京・千葉・埼玉・神奈川)在住、および東北地方・九州地方在住の20‐69歳の男女を対象に、「年末年始休暇に関する調査」を実施し、11月25日にその結果を発表した。
それによると、「理想の年末年始の過ごし方」について、全体では「自宅で過ごす(家族や親戚と)」と回答した人が47%で最も高く、「国内旅行(宿泊を伴う)」が15%で続く。
性別・年齢別では、50~60代の男女とも、年末年始の理想的な過ごし方は、「自宅で家族や親せきと過ごす」がトップで、50%を超えている。次いで宿泊を伴う国内旅行が続いた。
「理想の過ごし方」なので、アベノミクス効果で景気も上向きなため、海外旅行やレジャーなど、長い休みならではの過ごし方が上位に来るかと予想されたが、実際には、年齢が高い人ほど、いつもと変わらぬ「家族でゆっくり」過ごす姿を「理想」とする結果となっている。
一方で、女性50代では、「海外旅行」が13.6%で3位にランクインしており、これは20代女性と同率となっている。子育ても一段落した年代の女性が、まだ体が元気で経済的にも余裕のあるうちに海外へ行きたいという思いがあるのかもしれない。
一方で、60代女性では、「自宅でひとりで過ごす」年末年始を「理想」とする人も5.5%あり、いつまでも夫や子どもの世話を焼くのはもうたくさん、という思いが、孤独なはずの「一人正月」を選択させているのかもしれない。
調査ではこのほか、「理想の過ごし方」と「実際に行う予定」が異なる人では理想の年末年始を過ごすために不足しているものは、「お金」が63%で最も高く「休暇の長さ」が33%で続いた。
また、「年末年始一緒に過ごす予定の人」では、「配偶者」の57%を筆頭に、「自宅、もしくは配偶者の親」(46%)、「お子様」(44%)が続くなど、家族で過ごすことが多いことがうかがえる。
◎クロス・マーケティング