山形県では、介護が必要な状態になる原因の一つと言われる、ロコモティブシンドローム(運動器症候群。略称「ロコモ」)予防を啓発するためのキャンペーンを行っている。
要介護の原因として、ロコモティブシンドローム(いわゆる「足腰の衰え」)によるものが高位に挙げられることから、県では片足で靴下を履けるか、手すりを使わずに階段を上れるか―といった運動機能劣化のサインや、予防体操の方法を紹介する内容など、15秒4パターンのテレビCMを展開。そのほかにも日常生活の場面でロコモ度をチェックできるロコチェック、簡単な運動でロコモを予防できる「チャレンジ!ロコトレ」などを紹介している。
山形県ロコモ予防イメージキャラクターには、元マラソンランナーの増田明美さんを起用し、それぞれの動きを解説するほか、CMやサイトには吉村美栄子知事自ら登場し、高齢者に予防を訴えている。
予防体操は、県の代表的な民謡「花笠音頭」に合わせた「花の山形!しゃんしゃん体操」を動画サイトYouTubeでも公開。誰もが知っているおなじみの曲とテンポに加え、「田植えです。稲を植えて」「そばを打つように」など、県の高齢者の生活を想起させるような動きや、民謡踊りを取り入れており、親しみやすい動きが特徴となっている。
◎ロコモ山形公式HP
http://www.yamagata-locomo.net/movie_library.html
◎花の山形!しゃんしゃん体操
http://www.youtube.com/watch?v=fQsQaYlzO4g