<業界最大手>ニチイ学館、2012年度優秀事例をHPで公開

株式会社ニチイ学館は、8月26日、2012年度「ニチイグループ介護事例研究発表会」の事例紹介ページを公開した。

同社では、介護サービスを提供している全介護拠点において、介護事例の研究を行なっており、事例研究発表会を開催し、そこで選ばれた優秀な事例をHPで公開している。

これは毎年、全スタッフを対象に、個々のニーズに合わせた情報をグループで共有することで、グループ全体のスキル向上、サービスの品質向上、ひいては社会貢献を大きな目的として実施しているもの。実際に仮説を立てて、結果、考察、結論まで導き出し、エビデンスを構築しているのが特徴だ。

2012年度は、グループ会社ニチイケアパレスが運営する有料老人ホーム「ニチイホーム」と合同で行われ、全国約1,300の介護拠点から介護事例が集まった。事例研究発表会では、「地域連携」「認知症介護」「家族介護支援」「リスクマネジメント」「アクティビティ活性化」の5つのテーマの中から、介護現場における事例を科学的・客観的に研究した発表が行なわれた。

HPでは、自宅での看取りの支援、入居者の意欲向上と精神支援、認知症家族への支援、難聴障害への支援など、9例が紹介されている。「自宅での看取りの支援」では、自宅で最期を迎えたいというお客様と(90代、女性・要介護5)、自宅で病気の母親を看取る決断をされたご家族の願いをかなえるため、訪問介護サービスでスタッフが約3年間に渡って取り組んだ事例。介護者である娘さん自身が持病を抱えているという「課題」があり、「娘さんが介護で無理をしすぎないようにしつつ、介護したいという気持ちに反することがないサービスを提供する」という「仮説」を立てて実践し、サービス提供開始から約3年を経てご自宅で息を引き取られ、娘さんからは何度もお礼を言ってもらえた。

この事例から、「家族の思いに寄り添って、訪問介護での支援が過剰にならないようにし、ご家族の予定や体調に対応しつつも、安心して家を空けられる体制を作ることで家族の希望する自宅での“看取りケア遂行”ができるのではないか。今後、自宅での看取りは確実に増えていく。本人とご家族の気持ちを汲み取りつつ身体介護に対応できるスキルの高いヘルパーを育成してく必要がある」という結論が導き出されている。

◎ニチイ学館
http://www.nichiigakkan.co.jp/

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