報道によると、北海道奈井江町の町立特別養護老人ホーム「やすらぎの家」で28日、入所者の女性がけがをして病院に運ばれ、亡くなっていたことがわかった。女性の体には複数の打撲の痕や擦過傷がみられたという。
施設関係者や道警砂川署によると、亡くなった女性は中束アキコさん(93歳)。「やすらぎの家」へは認知症で入所しており、28日午前5時ごろ、別の入所者の部屋で床を叩くような音がしたことから、当直の職員が確認したところ、中束さんが手足に殴打の後やケガを負った状態で見つかったという。同施設では、その場でいったん応急処置をしたものの、その後容体が悪化したため職員が119番に連絡。病院へ救急搬送を行ったが、約8時間後に死亡したという。
司法解剖を行ったところ、中束さんの死因は出血性ショックで、砂川署は傷害致死事件として捜査を始めている。
◎町立特別養護老人ホーム やすらぎの家
http://www.minnanokaigo.com/facility/HA01268/