大分県の介護施設で、女性介護士が利用者に暴言を浴びせたり、全裸でトイレに行かせるどの虐待を行っていたことが、8月16日、わかった。
市は、高齢者虐待防止法に基づき、施設に改善を求める行政指導を行った。
新聞等の報道によると、大分県別府市の高齢者介護施設「茶寿苑」(社会福祉法人恵愛会)のデイサービスに勤務する65歳になる女性介護士は、昨年5月ごろから複数の利用者に「早くしろ」などと大声を上げたり、「一番偉いのは私だ」などと威圧的な態度をとっていた。また、座る場所を間違えた利用者の脇を持ち上げて激痛を与えたり、入浴中に排泄を訴えた利用者を全裸のままトイレに移動させるなどの虐待を行っていた。
今回、内部告発によりこの介護士の行為が明らかとなり、市が調査を行った。女性介護士は現在、介護業務からは離れており、施設では、新たに虐待防止委員会を設置し、介護体制を見直したいとしている。
◎別府市
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