今年1~6月の交通事故による死者数が、全国で2,004人となり、昨年同期より70人多くなったことが、8月8日、警察庁のまとめで分かった。特に、65歳以上の高齢者の死者数の増加が目立っている。
報道によると、上半期の死者数が前年を上回ったのは、2000年以来13年ぶり。中でも、高齢者の死者数が63人増え、1,044人となった。この数字は全体の52%を占めており、過去最高を更新した。人口10万人あたりの死者数でも、高齢者が占める人数は3.39人となり、全年齢の平均1.57人を大幅に上回る結果となった。
また、自転車利用中の死者数も、中高年層を中心に増加。 自転車に乗っていて死亡した人は280人で、33人(13.4%)増えた。このうち、40歳以上が244人を占め、37人増えた。
警察庁は、全国の警察に対して、高齢者に対する交通安全教育の推進を指示した。
◎警察庁
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