今、介護とともに看取りのあり方が問われている。そんな中、この2つのテーマを取り上げた『介護と看取り』(毎日新聞社発行)が話題となっている。
日本はこの先「超」高齢化社会に突入、医療費は高騰し続ける。30年先、病院で死ねる時代は終わり、50万人の「死に場所がない“多死時代”」を迎えるという。
死を病院で迎えるか在宅で迎えるか。家族に囲まれ、あるいは孤独の中で迎えるか。ターミナルケアの最前線から現代の「死」をとらえ直す。著者は、淑徳大学准教授で社会福祉士の結城康博氏と訪問看護師の平野智子氏。
今いかに生き、いかに死ぬか。誰もが考えなければならないテーマだ。さまざまな「最期」を通じて、著者が読者に送る、迫真のリポートだ。
■書名:『介護と看取り』
■目次:
第1章 看取りの現場―看護師はどう寄り添うか
第2章 最期をどこで迎えるか
第3章 独り暮らしの看取り
第4章 医療保険や介護保険はあてになるか
第5章 在宅で安らかに看取るには
第6章 命の選択―胃ろうの造設について考える
第7章 「カネ」だけでは老後は安心できない
終章 今後の社会保障制度の課題
■著者:結城康博・平野智子
■定価:1,365円(税込)
■仕様:四六判 / 192ページ
■発行:毎日新聞社
◎毎日新聞社
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