大和ハウス工業株式会社は、排泄処理介護ロボット「マインレット爽」のアンケートを実施し、このほどその結果を発表した。
全自動の排泄処理ロボット「マインレット爽」は、介護する人の労力と時間を大幅に軽減することができ、2012年4月から介護保険のレンタル対象機器となっている。
アンケートは、同社のメールマガジン会員を対象に平成25年3月19日から3月25日まで実施したもので、有効回答数は1,955件だった。
その結果、「マインレット爽」を含めて排泄処理介護ロボットを知らない人は全体の約92%だったが、利用したい・利用を検討したいと回答した人は約37%で、利用を希望する人の介護の形態は、在宅介護が3割近くだった。
ロボット技術による介護現場への貢献や新産業創出のため、厚労省と経産省が開発支援を打ち出すなど、介護支援の面でも経済面でも注目を集める介護ロボットだが、一般的な認知は未だ十分とはいえない。
アンケートの回答には、「排泄ロボットを使用することで、在宅介護ができるといい」というものもあった。
要介護者・介護者ともに利する介護ロボットについて、広く正しい知識を持ちたいものだ。
■調査の結果:
・「マインレット爽を知っているか」との質問には、「知っていた」が4.89%、「知らなかった」が92.72%、
「同じような商品があるのは知っていた」が2.39%だった・
・「マインレット爽を個人的に利用したいと思うか」と訊ねたところ、「ぜひ利用したい」が4.99%、「利用を検討したい」が32.18%だった。
・「マインレット爽を誰に利用したいと思うか」の質問では、「父母」33.86%、「祖父母」14.00%の順に多かった。
・「マインレット爽を利用したいと思う人はどこで介護を受けているか」の質問では、「在宅介護」22.66%、「介護施設」8.66%、「病院」4.43%の順に多かった。
また、その他回答として、「まだ必要な段階ではないが必要な時がくれば、ぜひ利用したい」「今後使用する場合、在宅介護ができたらいい」などの意見が見られた。
◎大和ハウス工業株式会社
http://www.daiwahouse.co.jp/