厚生労働省は、このほど、若年性認知症の症状の特徴や家族の対応の注意点などを紹介したハンドブックを作成した。
65歳未満で発症する若年性認知症は、病気で仕事に支障が出たり、仕事を辞めることになって経済的に困難な状況になるなど、本人だけでなく家族の生活にも大きな影響をもたらすが、企業や医療・介護の現場でも未だ認識が不足している。
厚労省では平成24年6月に発表した「今後の認知症施策の方向性について」にて、若年性認知症施策の強化を打ち出し、具体的な対応策のひとつとして若年性認知症支援のハンドブック作成を明言していた。
ハンドブックは、全国の自治体や医療機関などを通じて患者や家族に配布されるほか、認知症介護研究・研修センターのHPからダウンロードもできる。
【若年性認知症ハンドブックの内容】
■目次
■若年性認知症と診断されました
■若年性認知症とはどんな病気?
■認知症と診断された人や子供たちの思いについて
■日常生活について
■医療機関の選び方
■治療薬について
■社会制度やサービス、相談窓口について
◎厚労省
http://www.mhlw.go.jp/