<高齢者医療>過激な提言『医療にたかるな』(村上智彦著・新潮新書)が話題に

この3月に発行された村上智彦著『医療にたかるな』(新潮新書)が発売約1か月で1万8,000部を超え、話題を呼んでいる。

著者は、2006年から財政破綻した夕張市の医療再生に取り組んできた医師。現在はNPO法人「ささえる医療研究所」理事長として、地域医療の最前線で奮闘している。

本書では、夕張市での経験から見えてきた地域医療の存続を困難とする元凶を明らかにし、弱者のふりをして医療費をムダ遣いする高齢者医療ミスを捏造するマスコミなど「医療にたかる」人々、「甘え」と「ごまかし」の構造を一刀両断する。また、本書の後半では、医療介護の不安を解消する「ささえる医療」の仕組みが具体的に論じられ、健康や地域は自らの手で守ること、他人や次世代にはたからないことの重要性を指摘する。
真に弱者を救う社会とは何かを考えさせられる提言の書である。

■書名:『医療にたかるな』

■目次:
第1章 日本の医療はなぜ「高い」のか?
医療費が高い地域」に同情するな/健康意識は「施し」からは生まれない/医療施設では人の健康は守れない/医療批判に隠された「ごまかし」

第2章 医療を壊す「敵」の正体
夕張を破綻させた「たかり体質」/既得権益を死守する「政治」「行政」/「マスコミ」の自作自演構造/責任能力と権力欲に走る「医療者」/「市民」という名の妖怪が徘徊する

第3章 「戦う医療」から、「ささえる医療」へ
高齢者医療は「死」を前提に組み立てよ/医療を超えた「ケア」を実践せよ/行政への「丸投げ」は卒業せよ/日本人よ、「公」になれ

■著者:村上智彦

■定価: 714円(税込)

■仕様:17.2 x 10.8 x 1.4 cm/190ページ

■発行:新潮社

◎新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/

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