厚生労働省は、3月28日に発表された第25回介護福祉士国家試験に、経済連携協定に基づく外国人介護福祉士候補者のうち、128名が合格したと発表した。今回の受験者週はEPA全体で322人で、全体の合格率は39.8%。
内訳は、インドネシア人候補者の合格率が46.7%と高く、今回が初めての受験となったフィリピン人候補者の合格率は30.4%だった。
また、昨年受験したインドネシア人候補者第1陣と、今年受験したインドネシア人候補者第2陣を比べると、合格率が8.6%上昇し、45.8%となった。
合格率が著しく向上した背景には、外国人が仕事をしながら短い期間で日本語の習得から始ること、受験機会が限定されることなどを鑑み、昨年度よりEPAに基づく受験者のために、漢字にルビ(読み仮名)を振る、専門用語をわかりやすい言葉に置き換える、受験時間の延長など、さまざまな試験上の配慮を講じてきた。今回はその結果が反映されたものとみられる。
◎厚生労働省
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