認知症の症状から介護の工夫まで、分かりやすくまとめた『よくわかる認知症ケア――介護が楽になる知恵と工夫』が主婦の友社から発行され、話題となっている。
認知症の様々な症状に向き合う家族は、精神的にも追い込まれるケースが少なくない。しかし、介護する人が、認知症の症状とその原因をよく理解し、適切な対応をすれば、うまく乗り切っていくことができると、この本を監修した医師の杉山孝博氏は主張する。認知症患者の診療経験が豊富な杉山氏は、川崎幸クリニック院長を務める傍ら、福祉保健センターの老人精神保健相談医として認知症相談を担当するなど、精力的に活動している。
同書は、「認知症をよく理解するための9大法則・1原則」にはじまり、認知症の症状や問題行動に対して、現場の体験から生まれた、適切な対応法を具体的に紹介している。また、認知症の人を自宅でケアするための食事、入浴、トイレなどの工夫についてもくわしく解説。介護保険や介護施設の活用法など、介護する家族をサポートする情報も充実。認知症の人のケアに役立つ知識が満載の一冊だ。
■書名:『よくわかる認知症ケア――介護が楽になる知恵と工夫』
■目次:
第1章 認知症について正しく理解すると、介護は楽になる
第2章 認知症になると、どんなことが起こるのか
第3章 介護の負担を軽くする12のコツ…「上手な介護の12カ条」
第4章 家族の知恵と工夫1 認知症の人を自宅でケアする
第5章 家族の知恵と工夫2 ケース別・困った行動への対処法
第6章 家族の知恵と工夫3 医療や福祉サービスを活用する
■著者:杉山 孝博
■定価:1,470円 (税込)
■仕様:21×19cm/127ページ
■発行:主婦の友社
◎主婦の友社
http://www.shufunotomo.co.jp/
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