<合格率なぜ低い?>社会福祉士試験、合格率わずか18.8%

厚生労働省は、3月15日、第25回社会福祉士国家試験の実施状況等を発表した。今回の受験者数は42,841人、合格者は8,058人で、合格率は18.8%だった。

【実施状況】
■試験日:平成25年1月27日(日)
■試験地:24都道府県
■合格発表日:平成25年3月15日(金)14:00
■合格発表:厚生労働省および公益財団法人社会福祉振興・試験センターで合格者の受験番号を掲示。または同センターホームページ(http://www.sssc.or.jp/)でも閲覧可能
■合格者:3月15日(金)付けで合格証書を交付する。ただし、大学卒業見込者等については、3月31日(日)までに受験資格を満たしていることを条件として合格させることとし、受験資格を満たさなかった者については、これらの掲示に関わらず試験は無効となり、合格証書は交付しない。
■合格者数:8,058人
■合格率:18.8%

【寸評】
平成元年から始まった社会福祉士国家試験だが、第1回試験(平成元年)こそ17.4%だった合格率は、第2回目以降はずっと20%代、さらに第7回目以降は25%以上の合格率を維持していた。ちなみに、これまでの試験でもっとも合格率が高かったのは、第15回の31.4%。

ここ数年では、30.6%(第20回)、29.1%(第21回)、27.5%(第22回)、28.1%(第23回)、そして昨年(第24回)は26.3%と、震災の影響もなく、安定した合格率を維持していた。なのに、今回はいきなり20%割れ、歴代最下位から2番目の低い合格率となった。

今回の受験者数は、前回に比べわずか41人少ないだけの42,841人であるから、勉強していない層が一斉に「お試し受験」をしたとも考えにくい。また、今回は合格点ボーダーラインも、これまでの150点中80点より大きく下がって72点だった。それでも合格率が下がったのは、問題自体が難しかったということになるが、確かに今回の問題には、過去問題を繰り返しやっただけでは回答できない、しかも常識問題ですらない時事問題が多かったという批判もあった。

ケアマネジャー試験も昨年より合格率が下がっているが、今回の社会福祉士試験の合格率の低さは、単に受験者の力不足、質の低下と片付けられない問題をはらんでいそうだ。
ご自身、あるいは周辺に社会福祉士試験を受験した方がいる皆さんの合否はどうだったろうか。

◎公益財団法人社会福祉振興・試験センター
http://www.sssc.or.jp/

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