『愛の家』グループホームを全国展開しているメディカル・ケア・サービス株式会社は、フィリピンから受け入れた日系フィリピン人介護職員13 名に対し、2月よりホームヘルパー2級講座の受講を開始。外国人職員の人材育成に力を入れている。
フィリピン人介護職員の受け入れについては、EPA(経済連携協定)により、将来的な介護人材不足を見据えた取り組みが進められているが、同社は独自の取り組みとして、2011年9月より受け入れを開始している。今年2月1日現在、15名の日系フィリピン人介護職員が、さいたま市内のグループホームをはじめとする当社介護施設で就労している。
各事業所では、フィリピン人特有の明るい性格やホスピタリティの高さから、日本人職員からも高い評価を得ている。また、日本語能力も本社のバックアップ体制のもと、順調に向上している。
彼らは、ホームヘルパー2 級取得後、将来的には国家資格である介護福祉士の取得も目指すという。同社は、これからも日系フィリピン介護職員の教育・育成に力を注ぐとしている。
■関連記事
・EPAに基づく外国人看護師・介護福祉士候補者支援を決定——東京都
・介護福祉士試験合格率過去最高の63.9%、EPAの外国人も37.9%が合格!