関節を再生させるタンパク質を発見!新薬開発に光明――東京大学

東京大学大学院工学系研究科の鄭雄一教授らは、このほど、関節の軟骨組織を保護し、再生させる低分子化合物を同定し、その作用機序に関与しているタンパク質群を発見した。

運動器の障害による要介護の状態や要介護リスクの高い状態を、「ロコモティブシンドローム(運動器症候群、通称「ロコモ」)と呼ぶ。ロコモは、50歳以降に多発するといわれ、高齢者の生活の質(QOL)を低下させ、健康寿命を短縮させる。

このロコモの代表的疾患で骨粗しょう症や関節リウマチ以上に多くの高齢者がかかり、介護保険では要支援の原因疾患の第一位になっているのが、変形性関節症だ。国内の有病者数は2,000万人以上と推計されている。

しかし、この変形性関節症に対する治療法は、対症療法(表面的な症状を消失・緩和すること)のみで、根本的な治療法は存在しない。

今回の研究は、これまでは対症療法しかなかった変形性膝関節症の治療において、関節軟骨の変性予防や、修復・再生といった本質的な治療法を検討することをめざして行われたもの。軟骨破壊を防ぐ低分子化合物の発見と、関節軟骨を保護する作用を持つ因子を発見したことによって、今後、新たな原因治療薬の開発につながる可能性が期待されている。

東京大学

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