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平成22年度の国民医療費、前年度1.4兆円増の37.4兆円に――厚生労働省

厚生労働省はこのほど、平成22年度の国民医療費を公表した。それによると、国民医療費は、前年度に比べ1兆4,135億円多い、37兆4,202億円だった（3.9％増）。
人口一人あたりの国民医療費も、29万2,200円で、前年度に比べて3.5％増加していた。

診療種類別に見ると、病院、一般診療所を合わせた「医科診療医療費」が27兆2,228億円（72.7％）。「歯科診療医療費」は2兆6020億円（7.0％）、「薬局調剤医療費」は6兆1412億円（16.4％）、「入院時食事・生活医療費」は8297億円（2.2％）、「療養費等」は5505億円（1.5％）だった。
前年度と比べた増減率をみると、「訪問看護利用費」は11.3％増で伸び率が最も大きかった。

年齢階級別の医療費は、0〜14歳は2兆4,176億円（6.5％）、15〜44歳は4兆9,959億円（13.4％）、45〜64歳は9兆2,891億円（24.8％）、65歳以上は20兆7,176億円（55.4％）と、65歳以上の医療費が過半数を占めた。
また、人口一人当たり国民医療費を年齢別にみると、65歳未満は16万9400円なのに対し、65歳以上は70万2700円だった。前年度（65歳未満が16.3円、65歳以上が68.8万円）に比べても、それぞれ増加している。

◎厚生労働省

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