キユーピー株式会社は、市販向け介護食「やさしい献立」の区分3(舌でつぶせる)から「味わう海鮮雑炊」シリーズを新発売し、8月17日(金)から全国に出荷すると発表した。
高齢者にとって「口から食べること」は、身体だけでなく精神的な健康にとっても重要なもの。しかし、噛む力や飲みこむ力が弱くなった人が食べやすい食事を毎食作ることは手間がかかり、その手助けとなる「ユニバーサルデザインフード」の必要性はますます高まっている。
同社が市販品の介護食に対するイメージを手作り派の人に調査したところ、「市販品はおいしくなさそう」という回答が約25%あった。そこで、「味わう海鮮雑炊シリーズ」では、従来の市販介護食のイメージを払拭するような、“思わず食べてみたくなる”メニューとパッケージを採用している。
メニューは、「ほたて」「煮穴子」「紅鮭」「かに」「えび」の5品で、それぞれの魚介と相性の良いだしにこだわって仕上げている。
【商品の概要】
■商品名:味わう海鮮雑炊
■内容量・価格:150g、200円
■賞味期間:12ヵ月
■商品特徴:昆布だし、かつおだし、合わせだしを使い分け、魚介の風味をいかし、富士山の銘水で炊き上げた雑炊。
ほたて:ほたての味を引き立てた、あっさりとした雑炊。
煮穴子:ごぼうと生姜をきかせて穴子を甘辛く煮た、風味豊かな雑炊。
紅鮭:かつおと昆布の合わせだしをきかせ、だし茶漬けのような味わい。
かに:かにすきの締めの雑炊をイメージし、かにと野菜の味わいをやさしく表現。
えび:えびの香り豊かな塩味ベースの雑炊です。えびをそぼろ状にし、食べやすく仕上げた。
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