株式会社ワコールは、9月3日の「睡眠の日」に向けて、全国の男女1,029人を対象に「睡眠に関するアンケート調査」を実施した。
調査の結果から、自分の睡眠に対して「疲れが取れない、寝つき・寝起きが悪い」など、不満を持っている人が多くいることがわかった。また、眠りにスムーズに入るための「睡眠のスイッチ」といえる行動「入眠儀式」について、習慣的に行っている人が多くいることも明らかになった。
【現代の日本人の睡眠事情】
■睡眠時間「6時間未満」が3割以上
平均的な睡眠時間は、6時間〜6時間半と回答した人が19.5%とトップ。3割以上の人が6時間未満の睡眠で日々の生活を送っている。
■7割以上が「自分の睡眠に不満」
「自分の睡眠」に対し、満足していると回答した人は28.9%。一方、やや不満・不満を合わせると71.1%。実に7割以上は何らかの不満を持っており、その不満は、「疲れが取れない」、「寝起きが悪い」、「寝つきが悪い」など、さまざまな悩みを抱えているようだ。
【入眠のための行動「睡眠のスイッチ」=「入眠儀式」】
■8割の人が「入眠儀式」を持っている。そのBESTベスト3は“トイレ・歯磨き・パジャマ”
スムーズな寝つきのため、就寝前に行うその人独自の「睡眠のスイッチ」といえる習慣行動は「入眠儀式」と呼ばれている。
82.4%の人が「睡眠へのスイッチといえる行動」を持っており、その具体的な内容ベスト3は、「トイレに行く」、「歯を磨く」、「パジャマ等に着替える」だった。
■寝衣に着替えることは“睡眠モード”への重要なスイッチ
「寝るための衣類に着替えたときの気持ち」について、「着替えると眠る準備ができた気がする」、「着替えるとリラックスできる」、「着替えると1日の活動を終えた気がする」と、着替えることが睡眠への重要なスイッチになっていることがうかがえる。
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