ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社は、「特発性正常圧水頭症(以下、iNPH)」に関する相談や質問に応える電話相談窓口として、7月10日(火)に「高齢者の水頭症 コールセンター」を開設した。
iNPHは、頭蓋内に過剰に髄液がたまり、脳が圧迫を受けて歩行障害・認知症・尿失禁など様々な症状が出る病気。手術で改善する疾患として近年注目を浴びている。また、高齢者認知症の5%〜10%がiNPHに関与し、少なくとも国内31万人の方が罹患の可能性があるとされている。
同社は2002年より市民講座、ホームページ「高齢者の水頭症iNPH.jp」、小冊子などを通じて、iNPHに関する一般の方々への疾患啓発を実施しているが、近年のiNPHに対する関心や認知の高まりを受け、患者や家族、介護職からの疾患に関する質問、iNPHの症状や治療法から治療後の検診や注意事項、医療機関などに関する問い合わせが増えている。
今回、「高齢者の水頭症 コールセンター」を開設することで、患者や家族へのiNPHに関する支援体制をさらに強化し、患者や家族のQOLの向上に貢献する。コールセンターでは、看護師や保健師などの医療従事者を中心に経験豊富なオペレーターとの混合体制で12時間対応し、患者や家族らのiNPHに関する悩みや質問に答える。
【高齢者の水頭症 コールセンター】
電話番号:0120-279-465つなぐよろこ(び)
受付時間:月〜金(祝日・休日を除く)8:00〜20:00
■関連記事
・改善する認知症、特発性正常圧水頭症(iNPH)とは?――水頭症セミナー(1)
・特発性正常圧水頭症のホームページをリニューアル――J&J