メドピア株式会社は、同社が運営する医師のコミュニティサイト「Medpeer(メドピア)」にて調査を行った結果、「薬価を考慮して薬を処方していますか?」という問いに対し、半数の医師が「薬価を知っていて考慮する」と回答したことを公表した。
調査は、2012年4月20日から4月26日の間行い、2,769人から回答を得た。
「薬価を知っていて考慮する」と回答した人は、「薬価と効果のバランスを考慮して処方する」「有効で安全性があると思っているジェネリックを積極的に使っている」「同じ効果が期待できれば、できるだけ薬価の低い薬剤を使用するようにしている」など、効果を考慮しながらコストを抑えた薬剤を選択していることがわかる。ただし、場合によっては、薬価が高い薬剤を仕方なく処方する場合もあるようだ。
また、28%の医師は「薬価をほとんど知らないので考慮しない」と回答。その説明としては、「極端に高価な薬剤については考えるが、ほとんど気にしない」「処方せんを院外薬局に持っていけば、そこの薬局にあるジェネリックに代わる」といったコメントのほか、薬価を「覚えられない」「調べている時間がない」といった声も寄せられた。
このほか、「薬価を知っているが考慮しない」は15%で、「患者さんにとって最良の効果を持つ薬剤を処方する」といったコメントがあった。