厚生労働省は7月3日、定期巡回・随時対応サービスのモデル事業の各市区町村からの報告書を公表した。
今回、モデル事業を実施したのは、北海道札幌市、東京都世田谷区、静岡県伊東市、三重県伊勢市など、1都8県の10区市の52自治体。モデル事業を実施した自治体で1,084名が利用し、平均要介護度3.0、 独居・高齢者世帯が全体の66.6%を占めた。
【結果概要(抜粋)】
■利用者数:合計1,084人
■サービス提供状況:訪問介護92.2%、居宅介護支援76.6%、夜間対応型訪問介護50.0%、訪問看護32.8% ほか
■実施事業者の法人種別:営利法人40.6%、社会福祉法人37.5%、医療法人10.9% ほか
■要介護度別利用者数:
自立15.1%、要介護1 18.1%、要介護2 33.7 %、要介護3 24.2%、要介護4 6.7%、要介護5 2.2%
■利用者世帯状況:独居40.0%、高齢者のみ世帯26.6%
■1日あたりの平均訪問回数:2.6回
■1回あたりのサービス提供時間:20分未満32.3%、20分以上30分未満28.5%、30分以上1時間未満18.9%、1時間以上20.2%
■20分未満のケアの組み合わせ:介助22.4%、見守り・安否確認10.8%ほか
■定期巡回訪問時のケア内容:排泄介助50.5%、見守り・安否確認47.0%、食事準備(配膳・服薬管理)18.0%
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