健康への害は理解しながらも吸ってしまう、家庭での受動喫煙――民間調査(2)

ファイザー株式会社は、受動喫煙に関するインターネット調査を実施し、その結果を発表した。

調査は、各都道府県の喫煙者・非喫煙者が受動喫煙や家庭の喫煙環境に対し、どのような考えを持っているのか、調査結果をもとに分析した。調査で明らかになったのは、以下の通り。

■自宅でタバコを吸う喫煙者の75.9%が、タバコが同居者の健康に与える影響を気にしたことがあると回答、にもかかわらず約半数は周囲に家族がいても吸っている

自宅に同居者がいる喫煙者3,984人に「自分の喫煙が同居者の健康に与える影響を気にしたことがあるか」尋ねたところ、75.9%の人が「はい」と回答した。しかし、同居者がおり、かつ自宅でタバコを吸う喫煙者3,392人に「自宅でタバコを吸う際、周囲に家族がいてもタバコを吸うか」聞いたところ、53.9%の人が「はい」と答えた。そのうち「同居者の健康に与える影響を気にしたことがある」と回答した人に限定しても、約半数となる48.3%が周囲に家族がいても吸っていた。以上の結果から同居者の健康への影響を気にしながらも、周囲にいる環境でもタバコを吸っているという矛盾した喫煙行動が 明らかになった。

■自宅での喫煙場所、「ベランダや庭など室外」が最も多く、41.8%。次いで「自室」34.1%、「台所(換気扇の下)」33.9%と、受動喫煙を意識した場所を選択。一方、2割強の人は「居間」で喫煙と、意識差

自宅でタバコを吸う喫煙者3,392人に、自宅での主な喫煙場所を質問したところ、最も多かったのは「ベランダや庭など室外」で41.8%、次いで「自室」34.1%、「台所(換気扇の下)」33.9%と、タバコの煙が周囲の同居者に行かないように喫煙場所に配慮した様子がうかがえる。一方、主に「居間」で喫煙していると回答した喫煙者も23.3%おり、家庭内での受動喫煙に関し、意識差が見られた。

■約6割の喫煙者が、同居者から「タバコによる健康への影響が気になる」と指摘されたことがあり、6割以上の喫煙者は「同居者から禁煙を勧められた」経験もあり

自宅に同居者がいる喫煙者3,984人に「同居者から喫煙が自分の健康に与える影響が気になると指摘されたことはあるか」尋ねたところ、「はい」が58.6%と、半数以上の喫煙者が同居者から受動喫煙に対する不安を指摘された経験があることが分かった。また、「同居者から禁煙を勧められたことはあるか」聞いたところ、66.2%の人が「はい」と回答し、そのうち約半数の47.4%の人は実際に禁煙に挑戦していた。しかし、失敗していることからも、同居者から受動喫煙防止の要望や禁煙の希望があってもなかなかやめられない、禁煙することの難しさが明らかになった。

◎調査資料

◎ファイザー株式会社

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