口の老化が進行している人ほど、歯間ケアがおろそかに――民間調査

株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン は、全国の20〜60 代の男女計1,030 人を対象に、歯科医監修による“お口の老化チェックリスト”を用いた「お口の老化と歯間ケアに関する調査」を実施した。

この調査を通じて、20 代、30 代の半数近くは、口の老化が進行している口腔状態であり、若年層からすでに口の高齢化が始まっている現状が明らかになった。また、口の老化が進んでいる人ほど、歯間ケアがおろそかだったり、偏った食生活をしていることがわかった。

なお、“お口の老化チェックリスト”では、歯周病のリスクの低い順に、口内健康、口内老化注意報、口内老化警報、お口の末期症状、口内崩壊として、チェック数に応じて5 段階で口腔状態を分類している。

【調査概要】
■テーマ :「お口の老化と歯間ケアに関する調査」
■有効回答数 :1,030 票
■調査対象者 :全国の20〜60 代の男女 1,030 人
■調査方法 :インターネット調査
■調査期間 :2012 年4 月27 日(金)〜4 月29 日(日)

主な調査の結果は以下の通り。

■半数以上の人に口の老化が始まっている
20〜60 代の男女1,030 人にチェックリストを実施してもらったところ、歯肉炎が進行して口の老化が始まっている可能性の高い「口内老化注意報(56.9%)」に該当する人が最も多く、次いで、初期の歯周病で口の老化が進行している「口内老化警報(38.6%)」、歯周病が進行している「お口の末期症状(4.2%)」という結果になった。

世代別では、口腔状態がより深刻な、口内老化警報、お口の末期症状、口内崩壊のいずれかに該当する人が最も多かったのは「20 代(48.6%)」と「30 代 (48.1%)」で、「40 代(44.2%)」、「50 代(43.7%)」、「60代(31.1%)」と年代が高くなるほど該当者数が少ない傾向にあった。
この結果から、若年層ほどお口の老化が進行し、深刻な口腔状態にあることが明らかになった。

■7割近くが口腔内の悩みを持っている

「あなたは口腔内のことでなんらかの悩みがありますか。」との問いには、全体の7 割近くの人が「ある(67.3%)」と回答。口の悩みで最も多かったのは「食べ物などが詰まりやすい(55.4%)」で、歯と歯の間に何らかの問題を抱えている人が半数以上いることが判明。さらに、その他の自由回答では「歯の寿命(60 代女性)」、「歯ぐきが下がってきた(50 代女性)」など、お口の老化に関する悩みをあげる人も見られた。

■歯間ケアを行っていない人が半数近く

デンタルフロスや歯間ブラシ、糸ようじ、電動口腔洗浄器などを使った歯間ケアを、日常どのぐらいの頻度で行っているかを尋ねてみると、「ほとんど/または全くしていない(44.5%)」が半数近くに上り、1 日1 回未満も7 割近く(69.8%)と、多くの人が毎日の歯間ケアを実現できていないことがわかった。歯間ケアをしない理由としては「面倒くさいから(59.2%)」、「手間がかかる(49.6%)」が多く、歯間ケアに対するわずらわしさが心理的ハードルとなり、ケアがおろそかになっていることがわかる。

また、口の老化が進行している人ほど歯間ケアをしていない割合が高い傾向にあり(「口内老化警報(53.0%)」、「お口の末期症状(65.1%)」、「口内崩壊(66.7%)」)、歯間ケアと口の老化は密接に関係していることがうかがえる。

◎株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン

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