小規模デイサービス(通所介護)の「茶話本舗」事業を展開する、株式会社日本介護福祉グループと大阪プロレス株式会社は、大阪プロレスが「茶話本舗」事業に参画することを発表した。また、兵庫県宝塚市にて大阪プロレスがプロデュースする「茶話本舗」を、8月に開所予定であることも合わせて公表した。
日本介護福祉グループは、これまで小規模デイサービス事業をフランチャイズ・チェーン (FC)として全国展開することで、多数の企業が介護事業に新たに参入する機会を提供してきた。介護を広く一般に認知、理解する機会を増やすために「茶話本舗」の運営にも多様な企画を取り入れてきた。
こうした取り組みの一環として、「茶話本舗」利用者への新しいサービスの提供をめざし、2011年10月頃から大阪プロレスに企画への参画を呼びかけるなかで、大阪プロレスは、レスラーのセカンドキャリア形成の機会提供の一つとして介護事業は有効と判断するに至った。
今年3月には、東京にて一般社団法人日本介護ベンチャー協会主催の「プロレス」と「介護」のイベントが開催された際、大阪プロレスの覆面プロレスラーが都内の「茶話本舗デイサービス大木川柳亭」事業所へ慰問に訪れ、散歩やレクレーションを行い、好評を得た。
さらに8月には、大阪プロレスのプロデュースによる「茶話本舗」を宝塚市に開設する計画を決定した。開所する「茶話本舗デイサービス宝塚仁川」は、当初の企画として、プロレスラーが定期的に事業所を訪れ、利用者との散歩や室内レクレーションの他、外出レクレーションの一環として生のプロレス観戦を実施する予定だ。今後の企画としては、大阪プロレスはレスラーのセカンドキャリア形成の支援として介護関係の専門資格の取得などを支援する他、両社は共同で運動支援プログラムの開発に取り組むという。
■茶話本舗デイサービス宝塚仁川
兵庫県宝塚市仁川月見ヶ丘2-48
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