一般社団法人 日本認知症コミュニケーション協議会は6月7日(木)、水道橋にて実施する講演会・シンポジウム「東日本大震災における介護問題と地域の役割 〜高齢者の生活環境と認知症ケア〜」の申し込みを受付けている。
被災地では、今もなお、仮設住宅や他の地域に多くの高齢者が避難生活を続けている。避難先では、環境の変化から身体機能の低下や認知症を発症したりするケースなどが見られるにもかかわらず、介護サービスが満足に受けられない状態が続いているのが現状だ。
今回、高齢者の生活支援や認知症ケアなどの課題、福祉サービスの在り方について、どうあるべきなのか、実際に震災の被災者および、現地に入り支援に当たった人たちを招いて、基調講演・シンポジウムを開催する。
■日時:6月7日(木) 13:00〜17:00(受付12:15〜)
■会場:すまい・るホール(東京都文京区後楽1-4-10)
■内容:
【第1部 基調講演】
「東日本大震災における認知症ケアと地域の役割」
長谷川 和夫氏(認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長)
「認知症に対する国の取組み」〜震災と今日の認知症対策〜
堀部 賢太郎氏(厚生労働省 老健局高齢者支援課 認知症・虐待防止対策推進室 認知症対策専門官)
【第2部 シンポジウム】
「東日本大震災から1年、災害現場からの報告と提言」
震災から1年が経ち、被災地の当時と現在、高齢被災者の状況、被災地での生活環境、認知症の問題などについて、実際に震災の被災者、震災後現地へ支援で入った人たちに震災からの復興活動の事例を交えて、それぞれの立場で話をしてもらう。
[パネラー]
「自然災害と介護災害〜介護災害からの脱出」
小山 剛 氏(社会福祉法人 長岡福祉協会/高齢者総合ケアセンターこぶし園 総合施設長)
「東日本大震災から学ぶ対応と復興に向けて〜安心できる暮らしを地域と共に〜」
蓬田 隆子 氏(株式会社リブレ 代表取締役)
「応急仮設住宅に暮らす人々への訪問看護」
上野 まり 氏(公益財団法人 日本訪問看護財団 事業部長)
[コーディネーター]
渡辺 光子(一般社団法人 日本認知症コミュニケーション協議会 理事長)
■定員:300名(定員になり次第締切)
■参加費:一般:1,500円/会員:1,000円
■申込方法:シンポジウム申込ホームページより申し込む。
■問合せ:日本認知症コミュニケーション協議会
TEL 03-5388-4134