多くの認知症患者を診察してきた竹内孝仁医師に、ジャーナリストの田原総一朗氏が認知症の真実について問うた『田原総一朗が真実に迫る 認知症は水で治る!』が、ポプラ社から発行された。
本書の出版は、田原氏が竹内氏のシンポジウムに参加したことがきっかけで実現した。田原氏は、本文の中で「竹内さんの話を聞いて、僕は大変な衝撃を受けた。“認知症は治る”と言うからだ」と述べている。さらに、「しかも、その方法が新薬でも特殊な治療法でもなく、“水を飲めばいい“というのである」と、その時の驚きを振り返っている。
著者の竹内氏は、“オムツはずし運動”などを展開してきたことで知られている。また、長年、多くの認知症患者を治してきた実績は、「竹内理論」として認められている。その竹内氏によれば、「大事なことは“認知症は治るんだ”と知ることです」だという。それには、水を飲むことが大きく関係しているという。
田原氏は、読者の代わりに竹内氏へ次々と鋭い疑問を投げかける。なぜ、認知症に「水」が効くのか。2人のやりとりは、“興味”から“納得”へと、読者を導いてくれるはずだ。
■書名: 『田原総一朗が真実に迫る 認知症は水で治る!』
■著者:田原 総一朗・竹内孝仁
■目次:
第1章 「認知症は水で治る」はほんとうか
第2章 認知症とは何か
第3章 認知症のいろいろな型
第4章 なぜ、認知症に「水」が効くのか
第5章 「認知症かな?」と思ったら
認知症の未来を目指して(竹内孝仁)
竹内式認知症の6つの型—その特徴と対処法
竹内先生に聞く 認知症をもっとよく知るためのQ&A
■仕様:19cm x 13cm/187ページ
■発行:ポプラ社
■定価:1,260円(税込)
■関連記事
・【2月22日放送】認知症が治る! 「特発性正常圧水頭症」とは?−NHKためしてガッテン
・認知症につながる脳の疲労が体内滋養成分によって自然緩和――東京大学