光文社は、自分に合った施設選びのポイントを、施設勤務経験のある著者ならではの見方でまとめた新書『大往生したいなら 老人ホーム選びは他人にまかせるな!』を発行した。
「“特養入所は平等”なんて大ウソ」「有料老人ホーム見学会の“ちらし寿司”にだまされるな」「デキる老人は“長期泊まって”選ぶ」「特養は情と利で攻めろ」など、不幸にならない終の住み家の選び方のコツを、作家でかつ介護ヘルパー2級の資格を持ち、介護施設で働いた経験もある著者が指南する。
母親が要介護認定を受けたのをきっかけにヘルパー2級を取得した著者。実習中、介護現場の惨状に驚愕する。そこで、介護の現状を身をもって確かめるため、特別養護老人ホームの非常勤介護職員として勤務。その体験を描いたのがノンフィクション『介護現場は、なぜ辛いのか』。その後も、老人ホームや介護職員への取材を続け、表と裏の顔がかけ離れた業界に困惑と憤りを感じたことから、“キレイゴト”をいっさい抜きにしてまとめたのが本書だ。
人はなぜ、介護施設選びに失敗するのか。高齢者施設選びというジャングルを踏破するために知っておきたい落とし穴や、介護施設側のタテマエとホンネの見分け方、介護施設見学ツアーの楽しみ方&利用法、1週間の体験入居と見学「裏コース」のすすめなど、使用者目線と施設側の目線を持つ著者ならではの知識が満載の一冊。
■書名:『大往生したいなら 老人ホーム選びは他人にまかせるな!』
■著者:本岡類
■目次:
プロローグ 「よい老人ホーム」なんて、存在しない?
第1章 特養“入所合格”への傾向と対策
第2章 ああ、有料老人ホームめぐりのバスは行くよ
第3章 介護迷路で使える“ナビ・システム”はあるのか
第4章 有料老人ホーム選びには「お見合い」を応用せよ!
第5章 1週間の体験入居が、命運を決める
エピローグ 「終の住み家」は2度分けできないのか
■定価861円(税込)
■仕様: 新書判ソフト/276ページ
■発行:光文社
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