沢井製薬株式会社は、一般向けに制作しているジェネリック医薬品についてのハンドブックを2012年度診療報酬改定の内容を反映し、4月1日より全面リニューアルした。
近年徐々に普及が進んできたジェネリック医薬品だが、名前は知っていても、実際にどういう薬かを知らないという人も多い。沢井製薬ではジェネリック医薬品を啓発するため、2000年よりハンドブックを制作。ウェブサイトや医療機関、イベントなどを通じて無償で配布してきた。2010年度・2011年度は、約45万部を配布した実績がある。
リニューアルしたハンドブックでは、「ジェネリック医薬品という名前は知っているけれど、詳しくは知らないので知りたい」という人がジェネリック医薬品について分かりやすく学べるよう、Q&A方式で紹介。また、同社キャラクター「ジェネちゃん(R)」がポイントを解説し、楽しく学べるようにサポートしてくれる。
さらに、「ジェネリック医薬品を希望する旨を、医師・薬剤師に言い出しづらい」という声を受け、自治体や健保組合などで導入が広まりつつある「ジェネリックお願いシール」を初めて作成し、ハンドブックの巻末に貼付。シールを健康保険証や診察券、お薬手帳などに貼ることで、ジェネリック医薬品を希望する意思を伝えることができるという。
ハンドブックは、A5サイズでフルカラーの全16ページ。沢井製薬コーポレートサイトで内容を閲覧できるほか、サイトに設置した◎沢井製薬株式会社
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