厚生労働省は3月15日、第24回社会福祉士国家試験の合格者を発表した。
1月24日に実施された同試験の受験者数は、全国で42,882人、合格者は11,282人で、今回の合格率は26.3%だった。この率は、前年度合格率28.1%より1.8%低く、過去5年の合格率と比べても最低の数字となった。
合格者の性別割合は男性34.2 %(前年度35.8%)、女性65.8% (前年64.2%)。受験資格別では、福祉系大学等卒業者62.5 %(前年度64.9%)、養成施設卒業者が37.0%(前年度34.5%)、実務経験5年以上の者および児童福祉司・査察指導員等が0.5%(前年度0.6%)と、大学や専門教育機関で学習した者が99%以上を占めた。
また、年齢別では、30歳までが54.2%(前年度57.8%)と半数以上を占め、以下31〜40歳までが22.8%(前年度20.8%)、41〜50歳までが13.5%(前年度12.9%)と併せると90%以上を占めるが、51歳以上も9.5%(前年度8.5%)おり、壮年期からの受験者も確実に合格を手中にしていることがわかる。
なお、合格者には3月15日(木)付けで合格証書を交付する。