オリックス銀行株式会社は3月1日の「オリックス銀行カードローン」新発売にあたり、全国20歳以上の既婚男女計2,091名(男性972名、女性1,119名)を対象に、インターネットで夫婦のお金に関する意識と実態アンケート調査を実施した。
東日本大震災をきっかけに夫婦の絆が深まったといわれ、実際に2011年の離婚率が減少するという現象が見られる中、夫婦のあり方だけでなくお金に関する意識も変化しているのではないだろうか? そこで、“へそくり”という切り口を通じて、夫婦のお金に関する意識と実態について調べたところ、興味深い結果が得られた。
■へそくりを始めたきっかけトップ5は? 夫婦ともに「自分のため」が1位
「配偶者のため」は、夫はトップ5に入っているが、妻は圏外の7位。将来への備えについては、妻のほうがより強く意識している様子がうかがえる。
■夫・妻、共同で家計を管理しているにも関わらず、妻のへそくりは夫の3倍以上
夫でも妻でも、家計を管理している方が、へそくり額は多いという結果に。一方、共同管理の場合は、妻の方がしっかりと貯めている様子がうかがえる。
■30代妻の平均へそくり額は、1,238,221円、夫は463,158円で、2.5倍以上の差が!
30代夫のへそくり額がもっとも少なく、他の年代と比べても2倍近く差があることがわかった。また、夫のへそくり率64.3%に対し、妻のへそくり率は69.0%と高いこともあり、20代を除いた全ての年代で、夫よりも妻のへそくり額が多いという結果になった。
■夫のへそくり額は、関東と関西では東高西低。ただし、妻のへそくりはほぼ同額
地域別では、夫のへそくり額が、首都圏では1,658,228円であるのに対し、近畿圏では934,589円と70万円以上も差があることがわかった。一方、妻のへそくり額は、首都圏では1,727,059円、近畿圏では1,707,716円とほとんど差がなかった。
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