NHKは、2月22日、教養番組「ためしてガッテン」で「笑顔が戻った!認知症 治るタイプ大発見SP」を放送する。
同番組では、認知症の症状が出ても、「特発性正常圧水頭症」という病気が原因の場合は劇的に改善することができる可能性があることを解説する。
「特発性正常圧水頭症」の患者は、何らかの理由で頭蓋骨の脳脊髄液が多くなってしまい、脳を圧迫し、認知障害などの様々な症状が現れてしまうのだという。
もう1つ、認知症と大変間違えられやすく、しかも治療が可能な病気が「慢性硬膜下血腫」。知らないうちに脳の硬膜付近に血がたまり、それが脳を圧迫することで発症する。出血の原因は頭を打つなどの衝撃・外傷がほとんどだが、驚くべきは、「鴨居(かもい)に軽くぶつけた」「タクシーの天井に軽く当たった」程度でも発症すること!本人は全く心当たりがないのに認知症のような症状が現れ、しかも放置すると命にかかわることも!これも検査で診断さえつけば、手術で完治できる。
これらの病気について、体内で動く脳脊髄液をとらえたテレビ初公開の映像などで、病気の仕組みを分かりやすく紹介したり、病気を見分けるポイントを詳しく伝える。
■放送日:2月22日午後8時〜8時43分
■放送チャンネル:NHK総合テレビ