講談社は、青山幸広著『青山流がんばらない介護術』を発行した。
朝の起き上がりの介助に始まり、外出や排せつ、入浴の介助…日々の介護は介護する人の体力を消耗し、とりわけ老老介護では、その負担ははかりしれない。
本書では、テレビや雑誌でおなじみの「ケアのカリスマ」が、からだの自然な動きを生かした介助術60を伝授する。力のいらない介助テクニックは、介護する人の精神的・体力的負担を軽くするという。あわせて介護の気持ちがラクになるコツやエピソードを掲載する。
プロセス写真を多用したわかりやすいテクニックは、日々の介護に役立つものになるだろう。
著者の青山幸広氏は、ケア・プロデュースRX組代表、介護アドバイザー、介護福祉士、保育士。2004年、ケア・プロデュースRX組を設立。腰を痛めない介助技術と、お年寄りとゆったり関わるようにする業務意識改革を提唱。介助技術の根本的改革と向上を目指し、全国各地でセミナーや実技指導を行なう。
■目次:
第1章 力のいらない介助テクニック
寝返りの介助、ベッドからの起き上がりの介助、布団からの起き上がりの介助、椅子からの立ち上がりの介助、床からの立ち上がりの介助、車いすの移乗の介助、自動車への移乗の介助、入浴の介助、排泄の介助、ベッド内での移動の介助
第2章 介護の気持ちがラクになる話
戻ってきた優しいお父さん、30°の奇跡、介護する奥さんの夢がすぐそこ、元気になるには理由があります、女性のプライドと恥じらいを大切に、想いを共有するということ、介護からはじまる新しい関係、人生の幸せなゴールー僕の父の場合
おわりに 介護は楽しい!
■書名:『青山流がんばらない介護術 』
■著者:青山幸広
■仕様:A5判・175ページ
■発行:講談社
■定価:1,575円(税込)
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