宮城県は、2月3日、介護給付費を不正請求したなどとして、「有限会社湯元」が運営する「ゆもとふれあいの杜」に対して、介護保険法と障害者自立支援法に基づき、2月24日付で指定を取り消すと発表した。
取り消されたのは、介護保険法関係では、訪問介護と介護予防訪問介護の指定、障害者自立支援法関係では、居宅介護と重度訪問介護の指定。
県によると、同所は、仙台市の70代女性の訪問介護で、別の業者が行っていたサービスの時間帯の一部を同所が担ったかのように偽り、給付費を請求・受領していた。不正請求額は、介護保険サービスとして、2009年12月から10年9月までの間に約42万円、障害福祉サービスとして、09年11月から11年3月にかけて約250万円にのぼる。今後は、仙台市他が返還を求めることになるという。
【事業者の概要】
■名称: 有限会社 湯元
■所在地: 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字薬師59−2
【事業所の概要】
■名称: ゆもとふれあいの杜
■所在地: 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字薬師59−2
■指定取消年月日: 2012年2月24日
■サービスの種類
1)介護保険法に関する事項 通所介護、介護予防通所介護
2)障害者自立支援法に関する事項 介護、重度訪問介護
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