2,000万円超の不正請求で訪問介護事業所の指定を取り消し――和歌山県

和歌山県は、1月20日、同県和歌山市の訪問介護事業所「介護サービスなごみ」に対し、介護報酬を不正に請求したとして、2月3日付けで事業者の指定を取り消すと発表した。

不正請求による返還金は2,026万7891円(利用者負担分202万6,788円を含む)。保険者が当該金額のうち保険者負担分に100分の40を乗じて得た額を加算して請求した場合、返還金は2,756万4318円になるという。

現在サービスを受けている約15名の利用者については、事業者に対し他事業者への引き継ぎを指導するとともに、関係保険者などと連携を取り、引き続きサービスが提供されるよう配慮する。

【事業所概要】
事業者名:株式会社ライフ
事業者所在地:和歌山市太田711-6
事業所名:介護サービスなごみ
事業所所在地:和歌山市井戸272-1

■指定取り消しの理由:
居宅介護サービス費の不正請求
ケアプランの指示どおりにサービスを行なっていないにも関わらず、ケアプランに合わせて虚偽のサービス提供記録を作成し、介護報酬を不正に請求し、受領した。
1)虚偽の記録
夜間のオムツ交換などの介助及び食事介助について、実際はサービス提供を行っていない時間帯に行ったとして、虚偽のサービス提供記録を5,676件作成した。
2)重複記録
1人のヘルパーが、同日同時間帯に2人ないし3人の利用者に対してサービス提供をしたというあり得ない記録を179件作成した。

・監査における虚偽の答弁など
監査における検査や質問などにおいて、代表者が虚偽の答弁を行なった。

・不正の手段による指定
事業を行なうための指定申請書類として、就業予定のない管理者およびサービス提供責任者にかかわる虚偽の「雇用契約書」「従業者の勤務の体制および勤務形態一覧表」を提出し、不正に指定を受けた。

◎和歌山県

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