地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターは、2月2日(木)、第120回老年学公開講座「健康のための匙加減 〜クスリはリスク〜」を開催する。
人々が待ち望む「新薬」が世に出るまでには、実に20年以上の時間がかかることをご存知だろうか。しかも、その間には巨額の開発費が必要となる。今回の講義のテーマに「創薬は楽じゃない」とあるように、ひとつの新薬が出るまでには、研究者の気の遠くなるような苦労がある。
また、薬という文字は、原料となる「草」に「楽」という字からできている。しかし,楽になるからといって「クスリ」は使い方を間違えると逆に「リスク」となる。とくに複数の医療機関や科を受診することが多い高齢者は、薬も重複しがちで、正しい薬の知識が必要となる。講義「安全に薬を飲む秘訣 〜過ぎたるは及ばざるがごとし〜」では、薬の必要性とともに、薬の持つリスクも解説する。
■日時:2月2日(木) 午後 13:15〜16:30
■会場:板橋区立文化会館 大ホール(東京都板橋区大山東町51-1)
■定員:1200名(先着順)
■参加費:無料 (申込不要)
■内容:
1.「創薬は楽じゃない」
講師 石神昭人氏(東京都健康長寿医療センター研究所 老化制御研究チーム 研究副部長 )
2.「リウマチは不治の病ではなくなった 〜新薬の開発〜」
講師 杉原毅彦氏(東京都健康長寿医療センター 膠原病・リウマチ科 副部長)
3.「安全に薬を飲む秘訣 〜過ぎたるは及ばざるがごとし〜」
講師 秋下雅弘氏(東京大学大学院医学系研究科 准教授)
■問合せ:東京都 健康長寿医療センター 経営企画局事業推進課 広報普及係
TEL 03-3964-3241