アイホン株式会社は、高齢者などの生活の異常を、複数の連絡先に知らせる見守りシステム「緊急通報装置」を、2011年12月18日に発売した。国土交通省・厚生労働省が所轄する「高齢者住まい法」の改正により、2011年10月から「サービス付き高齢者住宅※」の登録が開始された。その登録基準には、安否確認および生活相談サービスを提供するとともに、スタッフが常駐しない夜間などの時間帯は、各居住部分に緊急通報装置を設置することを定めている。
今回同社が発売する「緊急通報装置」は、サービス付き高齢者住宅にはもちろん、在宅介護にも使用できる安心の見守りシステム。異常時の通報手段には、本体に搭載された大型緊急ボタン、ペンダント式非常ボタン、トイレ・バス用呼出ボタン、ベッドサイドなどに使える呼出握りボタンなどを多彩に用意。さらに、住人の動きをセンサーが一定時間感知しなければ自動通報する「ライフリズム機能」のほか、インターホンとの連動で、火災・ガス漏れ等の異常が発生した際の通報が可能だ。
通報先は、あらかじめ複数個所に設定ができ、予め設定された通報先へ順に通報することで通報先が留守などによる通報漏れを防止する。通報の際は、通報種別を音声で伝えるので、どのような異常かがすぐに分かって安心。また、日常の連絡には相談ボタンを押すことでスタッフや家族と通話が可能。さらに、受話器を持たずに会話できるハンズフリー通話方式なので、住人に優しい、身近なホットラインとしても利用できる。
■特長:
・「通報種別」 固定メッセージ、または録音音声(最大10秒間)で通報。
・「大型緊急ボタン」非常の際も押しやすい大型サイズ。ボタンが光って通報状況を知らせる。
・「多彩な呼出ボタン」 住環境、住人に合わせて用意。
・「ライフリズム機能」 センサーが人の動きを一定時間感知しなければ自動に通報。
・「住宅情報盤と連動」 インターホンとの連動で火災、ガス漏れ等の異常があった際も通報。
・「さまざまな外部機器と連動」 4つの移報接点入力を装備。配線を差し込むだけの速結端子を採用し、外部入力用のターミナルボックス不要で施工性に配慮。
■価格:
FE-M(緊急通報装置) :71,400円(税抜き68,000円)
P-7(ペンダント式非常ボタン):15,750円(税抜き15,000円)
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