世界最大の民間気象情報会社である株式会社ウェザーニューズは、12月12日(月)〜12月18日(日)に行なった「冬の風邪事情」の調査結果を、12月27日に発表した。
20,175人(男性35%、女性65%)の有効回答をまとめた調査結果は、以下のとおり。
「この一年で何回風邪をひきましたか?」との質問では、「0回」15%、「1回」25%、「2回」25%、「3回」17%、「4回」5%、以下4回以上が13%という結果となった。そして全国平均は1人あたり2.34回になり、半年に1回は風邪をひいていることがわかった。
都道府県別に見てみると、最も風邪をひいた回数が多いのは富山県で2.76回、2位は沖縄県で2.71回、3位は新潟県で2.66回という結果で、冬に雪が降る北陸では風邪をひく人が多い傾向があることがわかった。
また、最も風邪をひかない県民は和歌山県と山梨県の1.94回、同じ北陸でも石川県民は45位(1.95回)と風邪をひく回数が少なく、富山県と石川県は隣の県同士で大きく違いが現れる興味深い結果になった。
男女別では、男性の平均は2.01回、女性の平均は2.52回になり、冷え性が多い女性の方が男性よりも風邪をひいていることが明らかになった。年代別では、30代が2.54回で最も多く、続いて20代未満が2.51回、20代が2.34回、40代が2.30回、50代が1.97回、60代以上が1.90回にだった。年齢を重ねた年代のほうが、自分の体としっかり向き合い、十分な対策ができているのか、風邪をひく回数が他の年代より少ない結果となった。
「風邪で休むボーダーラインは何度」という質問では、平均37.9℃、風邪が完治するまでの日数は全国平均4.7日(完治まで最も時間がかかるのは青森県民で5.4日)、風邪の治療方法は、半数近くが「ひどくなってから病院へ」という結果となった。さらに、「風邪になって嬉しいこと」は、10人に1人は「学校・会社を休めること」、また過去に仮病を使った回数は全国平均4.3回だった。
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